LINEで「投資専門家のアシスタント」と接触、グループ勧誘で暗号資産詐欺4600万円被害
LINEで投資詐欺、暗号資産4600万円被害 長崎で発生

長崎で発生した大規模な暗号資産詐欺事件、SNS経由で4600万円被害

長崎県警佐世保署は4月6日、県内に住む50歳代の自営業男性が、ソーシャルメディアを利用した巧妙な投資詐欺の被害に遭い、計4600万円相当の暗号資産をだまし取られたと正式に発表しました。この事件は、近年増加傾向にあるSNS型金融詐欺の深刻な実態を浮き彫りにするものです。

Xでの投稿がきっかけ、LINEで「投資専門家のアシスタント」と接触

被害に遭った男性は、昨年11月上旬にX(旧ツイッター)上で投資勉強会に関する投稿を偶然発見しました。その投稿に興味を持った男性は、「石原美咲」と名乗る人物から連絡を受け、LINEでのやり取りを開始することになります。この人物は自身を「投資専門家のアシスタント」と称し、専門的な知識を持つふりをして男性の信頼を得ようとしました。

グループに誘われ、実在の専門家をかたる人物から投資勧誘

「石原美咲」とのLINEでの会話が進むにつれ、男性は特定の投資グループへの参加を強く勧められます。そのグループ内では、実在の投資専門家を名乗る人物が活動しており、暗号資産への投資が非常に有利であると熱心に説明しました。専門家を装った説得力のある話術に、男性は次第に警戒心を解いていったのです。

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グループ内での勧誘を受けて、男性は今年1月13日頃から2月29日までの間に、計6回にわたって暗号資産を送金しました。その総額は4600万円相当に達し、すべて指定された送金先に送られました。詐欺グループは、送金先を巧妙に変えるなどして、追跡を困難にする手口を用いていたと見られています。

利益引き出し不能で被害発覚、2月に110番通報

男性が送金した暗号資産から利益を引き出そうとした際、一切の引き出しが不可能であることに気づきました。この時点で初めて、自分が詐欺の被害者となったことを認識し、2月に警察へ110番通報を行いました。長崎県警佐世保署は現在、詐欺グループの特定と逮捕に向けた捜査を進めています。

この事件について、長崎県警の関係者は「SNSを利用した投資詐欺は巧妙化しており、特に暗号資産を扱う案件では被害額が大きくなる傾向がある」と指摘しています。また、「投資専門家」や「アシスタント」を名乗る人物からの勧誘には特に注意が必要であり、不審に思った場合はすぐに警察や消費生活センターに相談するよう呼びかけています。

近年、暗号資産をめぐる詐欺事件は国内外で急増しており、今回の事件もその一例と言えます。投資を考える際には、以下の点に注意することが重要です:

  • 不特定多数からの投資勧誘には応じない
  • 高利回りを謳う案件には特に警戒する
  • 送金先が不明確な場合は絶対に送金しない
  • 専門家を名乗る人物の経歴を必ず確認する

長崎県警は、同様の被害に遭った可能性がある人からの情報提供を求めています。SNSを通じた投資詐欺の手口は日々進化しており、消費者側の警戒心と知識が被害防止の第一歩となります。

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