京都・南丹市で不明男児の遺体発見 園部小は臨時休校に
京都府南丹市で行方不明になっていた市立園部小学校6年生の安達結希君(11)の遺体とみられるものが、13日に同市内の山林で発見された。安達君が姿を消してから22日目のことである。同小は14日、臨時休校とした。
遺体発見の状況と府警の説明
遺体が発見されたのは、園部小学校から南に約2キロ離れた南丹市園部町の山林である。現場付近は田園が広がり民家が点在するが、街灯が少なく暗い地域だ。近隣住民は「子どもが歩いて通るような場所ではない」と困惑の表情を見せた。
府警捜査1課の幹部は13日午後8時45分頃から記者会見を開き、遺体の性別については「現時点で不明」としながらも、「成人ではなさそう」「死後相当な期間がたっているようだ」と説明した。服装の色は安達君が着ていた服と似ており、靴を履いていなかったという。
着衣の乱れの有無や発見場所を捜索した理由については、「捜査に支障がある」として回答を差し控えた。現場には警察車両が入り、捜査員がライトを照らしながら調査を続けていた。
行方不明までの経緯と手がかり
安達君が行方不明になったのは3月23日午前8時頃。家族が運転する車から小学校の約200メートル手前で降車したとされる。この日は卒業式だったが、午前8時30分の出欠確認時に安達君はおらず、学校側が家族に連絡したのは同日午前11時50分頃だった。学校側は連絡の遅れについて「あってはならないことで、重大な責任を感じている」と述べている。
翌24日は終業式だったが、安達君は旅行の予定で、家族から事前に欠席の連絡があったという。府警や地元消防は23日以降、捜索を継続。3月29日には学校から西約3キロの山中で通学かばんを発見。4月12日には、安達君が履いていたものに似た黒色の靴が見つかっていた。
同級生の親の悲痛な声
安達君は遊具で遊ぶことが好きな活発で明るい性格だったと、児童や保護者は語る。同級生の娘を持つ女性(36)は「いつも笑顔で明るい子だと聞いていた。この平穏な町で娘の同級生の命が失われたのだとすれば信じられない。守ってあげることはできなかったのか」と涙を流した。
別の同級生の母親は「まだ安達君と決まったわけではなく、無事を信じて待ちたい。保護者は皆、同じ気持ちだと思う」と話し、安達君の無事を願う声も聞かれた。南丹市教育委員会によると、園部小学校は14日、臨時休校とした。



