八尾女児コンクリート遺体事件、初公判で叔父が起訴事実を認める
大阪府八尾市の集合住宅で昨年2月、コンクリート詰めにされた女児(当時6歳)の遺体が見つかった事件で、傷害致死と死体遺棄の両罪に問われた叔父・飯森憲幸被告(42)の裁判員裁判の初公判が26日午前、大阪地裁で開かれた。飯森被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。
起訴内容と事件の経緯
起訴状によると、飯森被告は2006年12月下旬から07年1月上旬頃にかけて、大阪市平野区の当時の自宅で、自身の姉の娘である女児に対し、背中や腰を多数回蹴るなどの暴行を加えて死亡させたとされる。さらに、24年11月には、八尾市内の当時の自宅から、コンクリート詰めにした女児の遺体を運び出し、同市内の集合住宅の押し入れ内に隠して遺棄したとしている。
検察側と弁護側の主張
検察側は冒頭陳述で、飯森被告が姉から預かって世話をしていた女児にいらだちを募らせ、暴行に及んだと指摘した。また、遺体を自身の父親と共にコンクリート詰めにした事実を強調した。
一方、弁護側は事実関係については争わないとしつつ、「飯森被告は女児に対して愛情を持って接していたが、注意をきかないことなどに悩み、衝動的に暴力をふるってしまった」と説明した。この発言は、事件の背景に心理的な葛藤があったことを示唆している。
関連する人物の処分
事件に関連して、飯森被告の父親は死体遺棄容疑で書類送検されたが、不起訴処分となった。この点から、事件の中心人物は飯森被告に集中していることが窺える。
本件は裁判員裁判として審理が進められ、今後の公判では、飯森被告の動機や経緯についてさらに詳細な証拠が提示される見込みだ。社会に衝撃を与えたこの事件の全容解明が期待される。



