救命胴衣なしで航行、高知海上保安部の巡視船船長ら3人を書類送検
高知海上保安部の巡視船「とさ」が、法定備品である救命胴衣を備えずに航行し、臨時検査や備品の確認も行わなかったとして、第5管区海上保安本部(神戸市)は20日までに、当時船長を務めた40歳代から60歳代の職員3人を船舶安全法と船員法違反の疑いで高知地方検察庁に書類送検しました。
救命胴衣の誤廃棄と航行の疑い
発表によると、2024年2月に別の職員が巡視船「とさ」の救命胴衣「イマーション・スーツ」45着を誤って破棄しました。しかし、昨年7月まで船長を務めた職員3人は、この救命胴衣が不足している状態で、臨時検査や備品の検査を実施せずに航行を続けた疑いが持たれています。
同保安本部は、3人の認否については明らかにしていません。この事件は、船舶の安全運航を義務付ける法律に違反する重大な事例として注目を集めています。
安全対策の重要性
船舶安全法と船員法は、海上での人命と財産を守るために、救命胴衣などの備品の常備や定期的な検査を義務付けています。今回のケースでは、これらの基本的な安全対策が怠られたことで、航行中のリスクが高まっていた可能性が指摘されています。
高知海上保安部は、地域の海上安全を担う重要な機関であり、その職員による法令違反は、公共の信頼を損なう事態として厳しい対応が求められています。



