兵庫県警巡査が同僚の財布を横領 風俗店運転手の副業も発覚し停職処分
兵庫県警は2026年2月20日、県警本部の警備部門に勤務する24歳の男性巡査を、同僚が落とした現金約9万円入りの財布を横領した疑いで書類送検したと発表しました。さらに、捜査の過程で無店舗型風俗店の運転手として副業していたことも明らかになり、停職3カ月の懲戒処分を科しました。巡査は容疑を認め、同日付で辞職したと伝えられています。
財布を拾いそのまま横領 飲み食いや車検費用に充てる
監察官室によると、巡査は昨年7月31日午後5時ごろ、勤務先である神戸市内の施設の敷地内に落ちていた、20代の男性警察官である同僚の財布を拾いました。しかし、そのまま持ち去り、中に入っていた約9万円を横領した疑いが持たれています。調べに対して巡査は「飲み食いや車検の費用に充てた。財布は海に捨てた」と述べたといいます。
捜査が迫り上司に告白 副業で約90万円を得ていた事実も発覚
県警が被害の報告を受けて捜査を開始すると、巡査は事情聴取の順番が近づくにつれて不安を感じ、横領した事実を上司に打ち明けました。その後の調査で、巡査が昨年1月から10月にかけて、無店舗型風俗店の運転手として週に数回働き、合計約90万円を得ていたことも判明しました。巡査は「身近な人を悲しませることとなり、反省しています」と話したとされています。
警察組織の信頼性に影 厳しい処分と辞職で幕
この事件は、警察官による不祥事として、組織の信頼性に大きな影を落とす結果となりました。県警は遺失物横領容疑での書類送検に加え、副業禁止規定に違反したとして停職3カ月の懲戒処分を決定。巡査は処分を受けた同日に辞職し、事件は一応の決着を見ましたが、警察内部のモラルや監督体制に対する疑問が残る形となりました。
兵庫県警は、再発防止に向けた取り組みを強化する方針を示していますが、公務員としての規範意識が問われる事例として、広く注目を集めています。今後、類似の不祥事を防ぐため、より厳格な内部監査や教育プログラムの実施が求められるでしょう。



