福島県郡山市の磐越自動車道で発生したマイクロバス事故において、福島県警が新潟市の北越高から資料の任意提出を受けたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。この事故では、北越高の生徒1人が死亡し、複数の負傷者が出ている。県警は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕した若山哲夫容疑者(68)がバスを運転することになった経緯を解明するため、学校と運行会社との間で交わされた契約書類などの資料を任意で提出してもらった。
捜査の経過
捜査関係者によると、捜査員は16日に北越高を訪れ、学校の担当者が立ち会った上で資料の提供を受けた。福島県警は8日には、バスや運転手を手配した運行会社「蒲原鉄道」(新潟県五泉市)を家宅捜索しており、契約内容の詳細を調べている。蒲原鉄道は、事故当時の運行管理体制や運転手の選定基準についても調査対象となっている。
事故の概要
事故は6日午前7時40分ごろ、磐越自動車道で発生。若山容疑者は男子ソフトテニス部員20人を乗せたマイクロバスを運転中、ガードレールに衝突した。この事故で、同校の稲垣尋斗さん(17)が死亡し、他に17人が重軽傷を負った。若山容疑者は過失致死傷の疑いで逮捕され、現在も取り調べが続いている。
県警は、事故原因の全容解明に向けて、北越高からの資料を基に、学校側の運行管理体制や契約内容の妥当性を検証する方針。また、蒲原鉄道の運行実態についても、過去の運行記録や運転手の勤務状況などを徹底的に調べる。



