高校国語の科目再編へ、実用文と文学の分離解消 32年度指導要領
高校国語の科目再編、実用文と文学の分離解消へ

文部科学省は次期学習指導要領において、高校国語の科目構成を大幅に見直す方針を固めた。現在、実用的な文章を扱う科目と小説や詩歌を学ぶ科目に分かれているが、この区分を撤廃し、多様な文章に触れる機会を増やす方向で調整している。

背景と目的

現行の学習指導要領では、必修2科目に加え、論説文や報告書などを扱う「論理国語」、小説や詩歌、随筆を学ぶ「文学国語」、古文・漢文の「古典探究」、表現力を養う「国語表現」の4つの選択科目が設置されている。しかし、大学入試で出題されやすい分野をカバーする論理国語と古典探究の履修率が高く、特に理系志望の生徒が文学を学習する機会が不足しているとの指摘が上がっていた。この問題を解消するため、文科省は科目の垣根を低くし、生徒が幅広い文章に触れられるよう再編を進める。

再編の具体的な内容

中央教育審議会の作業部会に再編案が示されており、今夏にも方向性が決定される見通しだ。新たな科目構成では、実用文と文学を明確に分離せず、一つの科目の中で両方を扱うことが検討されている。また、古典や漢文についても、現代の文章との関連を重視した学習が可能となるよう調整が進められている。

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今後のスケジュール

次期学習指導要領は2032年度からの全面実施を目指しており、今回の再編案はその一部として位置づけられる。文科省は今後、具体的な科目名や学習内容の詳細を詰め、教育現場や関係団体からの意見を反映させる方針だ。

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