在沖縄米海兵隊普天間航空基地司令官のウィリアム・パカティー大佐は9日、記者会見を開き、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還に関連する滑走路問題について、日米間の政府レベルで協議が進められていることを明らかにした。パカティー大佐は「両国間の合意に従って前進している」と述べ、現状を説明した。
背景と経緯
この問題は、米国防総省が2月に、移設先の名護市辺野古の施設に「長い滑走路」が存在しないため、日本政府が代替滑走路を用意するまで普天間は返還されないとの見解を示したことに端を発する。日米両政府は1996年に普天間飛行場の返還で合意しており、先月で30年が経過した。
記者会見の詳細
パカティー大佐は、9日と10日に実施される米軍基地開放イベントに合わせて記者会見を行った。会見では、普天間返還に関する質問が相次ぎ、司令官は「長い滑走路の選定が必要との認識は、政府レベルで協議される内容だ」と強調した。その上で、日米間の合意プロセスは順調に進んでいるとの認識を示した。
今後の展望
日米両政府は、辺野古の新基地建設と普天間の返還を一体的に進める方針だが、滑走路問題が新たな課題として浮上している。パカティー大佐は具体的な協議の進捗には言及しなかったが、両政府が引き続き協力して解決策を模索する姿勢を強調した。



