東日本大震災と東京電力福島第1原発事故により一時全村避難を余儀なくされた福島県飯舘村で、震災後初めての結婚式が4日に行われる。新郎の有矢さんと新婦の美友さんは、震災後に村へ移住し、生活する中で村の良さを実感し「ここで式を挙げたい」と強く思うようになった。
移住者が感じた飯舘の魅力
有矢さんと美友さんは、震災を機に飯舘村に移り住んだ。当初は避難生活の不安もあったが、村の人々の温かさや豊かな自然に触れるうちに、この地への愛着が深まったという。2人は「飯舘の自然や人とモノの魅力、すてきなところを伝える式にしたい」と意気込んでいる。
式場は自然あふれる「きこり」
結婚式は、敷地内にコテージがある自然豊かな施設「きこり」で行われる。会場は木々に囲まれ、四季折々の風景を楽しめる。2人はここで、家族や友人、村の関係者を招き、アットホームな雰囲気の中で式を挙げる予定だ。
村職員の後押し
今回の結婚式実現には、村職員の協力も大きく寄与している。村の復興を願う職員たちは、若い世代の移住や定着を促進するため、式の準備を積極的に支援。2人は「村全体で応援してくれている」と感謝の気持ちを語る。
「若者増える契機に」
飯舘村は震災後、人口減少が深刻な課題となっている。今回の結婚式が、若者の移住や定住のきっかけとなることを期待する声も上がる。村の魅力を発信することで、新たな交流や移住者が増えることを願っている。
2人は「飯舘で新しい人生をスタートできることを幸せに思う。この式が村の復興の一歩になれば」と話し、笑顔で準備を進めている。



