踏切に立つ高齢女性を親子が救助「ひとりなの」と涙、感謝状贈呈
踏切に立つ高齢女性を親子が救助「ひとりなの」と涙

遮断機が下りた踏切の線路上に、高齢の女性がたたずんでいた。「ひとりなの」と涙を流す女性を抱きしめ、命を救ったのは通りがかりの親子だった。警視庁調布署は4月28日、人命救助を果たしたとして、2人に感謝状を贈った。

現場の状況

4月8日夕方、東京都調布市東つつじケ丘2丁目の踏切。蔵前工科高校3年の大沢俊介さんは、母親の由美さんの運転する車で帰宅する途中だった。踏切に差し掛かると、警報音が鳴り、遮断機が下りた。手前で停止した車内から、踏切の内側に女性が見えた。電車が近づいてくる音が聞こえるのに、踏切の外へ出ようとする気配はない。

救助の決断

「止めなきゃ」。俊介さんは車を飛び出し、由美さんも続いた。女性は「ひとりなの」を繰り返し、涙を流していた。俊介さんは女性の手を握り、由美さんは抱きしめてなだめた。間一髪で女性を踏切外に連れ出し、電車はすぐ後を通過した。

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感謝状贈呈

調布署の増田太郎署長は「勇気ある行動で尊い命を救った」と称賛。俊介さんは「当たり前のことをしただけ」と話し、由美さんは「誰でも同じことをしたはず」と語った。

女性のその後

女性は認知症の疑いがあり、警察が家族を確認。現在は行政の支援を受けているという。コメントを寄せた小谷みどりさん(シニア生活文化研究所代表理事)は「人の優しさに触れた女性が、穏やかに生活されることを願う」と述べた。

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