ミャンマー東部カイン(カレン)州に所在する特殊詐欺拠点において、当時16歳の男子高校生が「かけ子」として従事していた事件で、愛知県警は22日、この高校生を現地の詐欺組織に紹介したとして、職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで、神戸市中央区在住で自称作業員の吉田一紗容疑者(25)を逮捕したと発表しました。
逮捕の背景と容疑内容
男子高校生の勧誘に関与したとして逮捕されたのは、今回で3人目となります。吉田容疑者はリクルーターグループのリーダー格とみられ、詐欺組織との間で報酬の交渉を担当していたとされています。
逮捕容疑は、2024年11月18日から12月2日ごろにかけて、男子高校生をかけ子の実行役として詐欺組織に紹介し、中部国際空港から中継地のタイに向けて出国させたというものです。愛知県警組織犯罪特別捜査課は、吉田容疑者の認否について明らかにしていません。
報酬の実態
グループは、かけ子1人を紹介するごとに100万~300万円の報酬を受け取っていたとみられています。勧誘に関与したとされる他の男女2人は、すでに職業安定法違反罪などで起訴され、男は懲役4年の判決を受けています。
この事件は、国際的な特殊詐欺の実態を浮き彫りにしており、捜査当局はさらに背後関係の解明を進める方針です。



