高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分地選定をめぐり、第1段階の文献調査が行われている佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長は11日、第2段階の概要調査に進むかどうかについて「文献調査の結果が出ていない現時点での判断は難しい」と述べた。町議会一般質問での答弁。
文献調査の報告書未提出
2024年に始まった文献調査は、10日に調査期間のめどとされる2年を迎えたが、実施主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)は報告書をまだ示していない。
町長の見解
脇山町長は一般質問で「概要調査に進むかは住民、議員の意見はもとより、文献調査の結果が大きく影響する。報告書を見て判断すべきと思っている」と答弁。また、3選を目指して立候補する意向を表明した町長選が7月に控えることから「町長選もあり、言えることではない」とも述べた。
一方、町議会終了後の取材では、2024年5月に自身が文献調査の受け入れを判断した経緯を踏まえ「私が決めたことであり責任がある。町長選で仮に当選しなかった場合でも、見解的なことは言える」と述べ、町長選終了後には報告書が示されていない段階でも、概要調査について発言する可能性を示唆した。
町長選の構図
町長選には脇山町長と、新人で前町防災安全課長の日高大助氏が立候補を表明。日高氏は概要調査の受け入れについて「文献調査の結果を見て判断したい」としている。



