静岡県伊豆市の山林で発見された遺体が、行方不明となっていたIT関連会社役員の神山猛さん(当時54)とDNA型鑑定により確認された。警視庁は5日、この結果を公表した。同社代表の水口克也被告(49)は死体遺棄容疑で逮捕・起訴されており、警視庁は殺人容疑も視野に捜査を進める方針だ。
遺体発見の経緯
捜査1課によると、遺体は5月29日、静岡県伊豆市の道路沿いの山林内で発見された。遺体は黒いボストンバッグに入れられ、木に引っかかった状態だった。DNA型鑑定の結果、神山さんの遺体と断定された。水口被告は逮捕時、「やっていません」と否認していた。
行方不明から発見まで
神山さんは昨年10月に行方不明となり、知人女性から麻布署に相談があり、行方不明届が出された。当初、警察官が会社事務所を訪れたが、目立った血痕は見つからなかった。しかし今年に入り、再び知人女性から相談があり、事務所内を詳しく調べた結果、神山さんの血痕が発見された。
警視庁は事件と断定し、4月に水口被告を死体遺棄容疑で逮捕。5月8日には、昨年9月下旬から10月上旬にかけて遺体を遺棄したとして死体遺棄罪で起訴した。
捜査範囲の拡大
水口被告の逮捕後、警視庁は遺体の捜索を本格化。被告のスマートフォンの解析結果などを基に、東京都八王子市と神奈川県相模原市の都県境付近から相模湖、箱根周辺へと捜索範囲を広げていた。
その後の捜査で、神山さんが行方不明となったとみられる昨年10月上旬、水口被告がレンタカーを借りていたことが判明。警視庁は、どこかで神山さんの遺体を損壊した上で、レンタカーで運び遺棄したとみて調べている。



