栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件で、主導役として指名手配されている益田和彦容疑者(48)が、実行役とされる少年4人の指示役を務めたとみられる竹前海斗容疑者(28)に対し、多額の報酬を提示して事件を持ちかけていたことが3日、捜査関係者への取材で明らかになった。
事件の概要と捜査の進展
この事件は5月14日午後、栃木県上三川町の住宅で、富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件。栃木県警と神奈川県警の合同捜査本部は、被害者宅が標的となった経緯の解明を進めている。
益田容疑者の役割
捜査関係者によると、益田容疑者は秘匿性の高い通信アプリを使用し、被害者宅に多額の資産があると受け取れるメッセージを竹前容疑者側に送信。逮捕された少年の一部からは「数百万円の報酬が約束されていた」という趣旨の供述が出ており、益田容疑者が金銭的動機で事件を主導した可能性が強まっている。
事件後の動き
益田容疑者は事件発生後に国外へ出国。外務省は3日、警察庁からの通報を受け、益田容疑者に対して旅券返納を命じる措置を取った。また、事件の約1カ月前の4月上旬には、富山さんの次男宅で窃盗被害が発生し、富山さん宅に関する情報が記された物が盗まれており、関連性が捜査されている。
今後の捜査
合同捜査本部は、益田容疑者の行方追跡とともに、竹前容疑者との具体的なやり取りや、他の共犯者の存在についても捜査を進めている。事件の全容解明には、さらなる証拠の収集と関係者の供述が不可欠とみられる。



