山口県警の警部補が親族宅から現金約92万円を窃盗 書類送検と停職処分
山口県警は2026年2月20日、窃盗と住居侵入の疑いで、県内の警察署に勤務する30代男性警部補を山口地方検察庁に書類送検したことを明らかにしました。同日付で停職3カ月の懲戒処分を科し、警部補は依願退職したと発表しています。
親族宅に5回侵入し現金を盗む
県警の調査によると、この警部補は昨年1月から6月にかけて、普段から行き来のあった県内の親族宅に5回にわたり侵入し、現金計約92万円を盗んだ疑いが持たれています。被害に気付いた親族から昨年11月に相談があり、県警が内部調査を開始しました。
警部補は「人間関係などに悩み自暴自棄になった。魔が差した」と容疑を認めており、盗んだ金は飲食費やアプリゲームなどに使用したと供述しています。県警は警察官としての職務に重大な違反があったとして、厳正に対処する方針を示しました。
懲戒処分と依願退職の経緯
書類送検と同時に、山口県警はこの警部補に対して停職3カ月の懲戒処分を決定しました。停職処分は公務員の懲戒処分の中でも比較的重い処分に位置付けられ、職務への復帰が一時的に停止されるものです。
さらに、警部補は同日中に依願退職の手続きを完了しました。これにより、警察組織からの離脱が確定することになります。県警関係者は「警察官としての信頼を損なう行為であり、厳しい処分が妥当と判断した」とコメントしています。
警察組織の信頼回復に向けた課題
今回の事件は、警察官自身が犯罪に関与したケースとして、組織の内部統制や倫理教育の在り方に疑問を投げかけています。山口県警は再発防止策として、職員に対する指導の強化やメンタルヘルス支援の充実を検討していると伝えられています。
地域住民からは「警察官が犯罪を犯すとは信じられない」といった驚きの声が上がっており、警察組織全体の信頼回復が急務となっています。県警は今後も透明性のある対応を続け、事件の全容解明に努めるとしています。



