世界遺産に登録されている姫路城で、城郭の一部のしっくいが剥がれ落ちているのが確認された。姫路市への取材で4日、明らかになった。3日未明から朝にかけて近畿地方に接近した台風6号による強風で被害を受けた可能性があるという。
「白鷺城」の美しい外壁に損傷
姫路城は、白いしっくいで塗り固められた美しい姿から「白鷺城」とも呼ばれている。今回、損傷が確認されたのは、大天守の北側に位置し、重要文化財に指定されている「ホの櫓」の外壁だ。格子状の窓付近のしっくいが剥がれ落ちていた。
市によると、範囲は現在確認中で、3日昼ごろに巡回中の職員が気付いて発覚した。破片は見つかっていないという。
気象データと今後の対応
気象庁の観測によると、姫路市では3日明け方に最大瞬間風速25.2メートルが記録されている。市は今後、修復方法を協議していく方針だ。専門家を交えて、適切な修復方法を検討するとみられる。
姫路城は、1993年に世界文化遺産に登録され、日本の城郭建築の代表例として知られる。今回の被害が城全体に与える影響は限定的とみられるが、文化財保護の観点から迅速な対応が求められる。



