福島市の50代女性、警察官を名乗る男に暗号資産560万円を詐取される
福島市に住む50代の女性が、大分県別府署の警察官を名乗る男に約560万円相当の暗号資産をだまし取られたとして、福島北署に被害届を提出しました。同署はこの事件を「なりすまし詐欺」とみて、詳細な調査を開始しています。
巧妙な手口で女性を陥れる
被害に遭った女性は、今年2月に電話やLINEを通じて、警察官を名乗る男から連絡を受けました。男は「あなたはマネーロンダリングの最重要容疑者に指定されている。この話を外部に漏らせば、逮捕される可能性もある」と脅しをかけました。
さらに男は、「容疑を晴らすためには、所有する現金の紙幣番号を調査する必要がある」と説明。その過程で、暗号資産を購入し、指定されたコインアドレスに送金するよう指示したのです。
指示に従い多額の暗号資産を送金
女性は男の指示に従い、約560万円相当の暗号資産を購入。その後、指定されたデジタルウォレットのアドレスに送金を行いました。しかし、その後連絡が取れなくなり、詐欺に遭ったことに気付いたといいます。
福島北署の担当者は、「警察官を名乗る詐欺事件は後を絶たない。特に暗号資産を利用した手口は、追跡が困難なケースが多い」と指摘しています。
全国で増加するなりすまし詐欺
近年、警察官や金融機関の職員を名乗る詐欺事件が全国で多発しています。特に高齢者をターゲットにしたケースが目立ち、暗号資産を利用した新たな手口も増加傾向にあります。
福島北署では、市民に対し以下の点を呼びかけています。
- 不審な電話やメッセージには応じない
- 警察官を名乗る者から金銭や暗号資産の送金を求められた場合は、最寄りの警察署に確認する
- 個人情報や資産情報を安易に教えない
同署は、今回の事件について情報提供を呼びかけるとともに、同様の被害に遭った可能性がある人は速やかに連絡するよう求めています。



