日本人5人をフィリピンから成田へ移送 特殊詐欺組織「JPドラゴン」関与疑いで逮捕
日本人5人をフィリピンから移送 特殊詐欺組織関与疑い (07.04.2026)

フィリピン拠点の特殊詐欺組織に関与疑い 日本人5人が成田空港へ移送され逮捕

福岡県警は2026年4月7日、フィリピンを拠点とする犯罪組織のメンバーとみられる日本人の男女5人を、詐欺と窃盗の疑いで逮捕しました。5人は同日、滞在先のフィリピンから航空機で移送され、午後3時過ぎに成田空港に到着。機内で逮捕状が執行され、身柄が確保されました。

逮捕された5人の容疑者と具体的な犯行内容

逮捕されたのは以下の5容疑者です。

  • 岩本三矢子(34歳)
  • 大沢歩(33歳)
  • 原田訓睦(49歳)
  • 有馬伸行(45歳)
  • 矢野裕也(34歳)

県警組織犯罪捜査課の調べによると、5人は実行役と共謀して2022年、日本国内に住む被害者宅に警察官を装って電話をかけ、キャッシュカードを窃取し、現金をだまし取った疑いが持たれています。この手口は、いわゆる「特殊詐欺」の典型的なパターンに該当します。

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犯罪組織「JPドラゴン」との関連性を調査中

福岡県警は、今回逮捕された5人がフィリピンを拠点にする犯罪組織「JPドラゴン」との関連性についても精力的に調査を進めています。同組織は国際的な詐欺ネットワークとして活動しているとみられ、日本を含む複数国で被害を出している可能性が指摘されています。

フィリピン入国管理局の公式ウェブサイトによれば、容疑者らには既に日本国内で逮捕状が出されており、同入管は昨年2025年10月にケソン州で5人の身柄を拘束。その後、国外退去手続きを進めていたことが明らかになりました。この経緯から、国際的な司法協力の下で今回の逮捕・移送が実現したものと見られます。

事件の背景と今後の捜査方針

今回の事件は、フィリピンを拠点とする国際犯罪組織が日本人メンバーを利用して、日本国内で特殊詐欺を実行していた実態を浮き彫りにしました。被害者には高齢者を中心とした一般市民が含まれており、社会的な影響も少なくありません。

福岡県警は、5人の詳細な役割分担や組織内での位置付け、さらなる共犯者の存在について引き続き捜査を進める方針です。また、キャッシュカードの窃取から現金の引き出しに至る一連のプロセスにおいて、国内の協力者がいた可能性も視野に入れています。

この逮捕劇は、国際犯罪組織に対する日比両国の法執行機関の連携強化を示す事例となりました。今後も同様の組織的詐欺を防止するため、越境犯罪への対策が一層求められるでしょう。

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