福井県の石田嵩人知事は、就任3カ月に合わせて本紙のインタビューに応じ、自身の独自性を色に例えると「太陽フレアの赤色だ」と表現した。前知事のセクハラ問題で職員の組織に対する信頼が揺らいでいることについては、「丁寧に職員との信頼関係を取り戻していきたい」と述べた。聞き手は日刊県民福井の阿部和久社長が務めた。
石田カラーは「太陽フレアの赤」
石田知事は、自身のカラーについて「福井県を躍動させたいから太陽の赤」と語る。「躍動のイメージとして、太陽の表面が燃え上がっているのが頭の中にある。夢や希望など人々の中で燃え上がるもののイメージが太陽フレアと一致していると感じる」と説明した。
ハラスメント問題への対応
ハラスメントの実態調査では、被害が報告されても改善しないと感じる職員が多いことが明らかになった。職員は信頼できる県組織を求めている。石田知事は「杉本達治前知事の問題やアンケートを通じて、組織全体として点検し是正する仕組みが十分に機能していないという課題が明らかになった。対応を担当者や部署任せにせず、全庁一丸となって取り組んでいく」と強調。部局横断のコンプライアンス推進本部を立ち上げたことも明らかにし、「被害者に寄り添って、丁寧に職員との信頼関係を取り戻していきたい」と述べた。
県議会との関係
県議会2月定例会では、知事の政治姿勢や体制刷新を巡り、議員から厳しい意見があった。今後の議会対応について、石田知事は「お互いに全力で向き合い、その中で生まれた信頼関係がある。向き合った時間が長いほど、信頼関係の構築にもつながる。議会とは今後もしっかりと議論していく」と語る。さらに「現場視察や政策ミーティングで聞いた声を6月補正予算案に反映させ、有意義な議論を行っていきたい」と意気込みを示した。
副知事後任人事
任期途中の3月末に辞職した中村保博前副知事の後任人事について、石田知事は「全てにおいて引き続き検討中。慎重かつ丁寧に進めていきたい。しかるべきタイミングで議会に相談し、同意いただけるよう進めていきたい」と述べるにとどめた。



