福岡市総合図書館で刃物乱入事件、3人が負傷 61歳男を現行犯逮捕
2026年2月19日午後7時50分頃、福岡市早良区百道浜にある福岡市総合図書館で、刃物を持った男が警備員や利用客を襲撃する事件が発生しました。福岡県警早良署によると、警備員の男性、利用者の高齢男性、および同区の50歳女性の計3人が負傷し、高齢男性は腹部を刺されて重傷を負ったものの、全員命に別条はないとのことです。約5分後に駆けつけた署員が、61歳の無職の男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。
容疑者は面識ないと供述、凶器の包丁を押収
逮捕された男は、自称同区在住の無職で、事件発生時に図書館内で女性の首を刃物で切りつけた疑いが持たれています。男は「私がしたことに間違いはありません」と容疑を認めており、他の2人への刺傷行為も認めています。供述では「3人と面識はない」と述べており、動機は不明です。警備員の男性は手にけがを負い、現場は図書館の1階とみられ、凶器の可能性がある包丁1本が押収されました。
同図書館の開館時間は平日が午後8時までで、事件は閉館間際に発生しました。この事件を受け、図書館は20日を臨時休館としました。
現場周辺は文教地区、目撃者が恐怖語る
事件発生時、図書館向かいの公園にいた福岡市中央区の26歳会社員男性は、「ひっきりなしにサイレンの音が鳴り、道路一面にパトカーや救急車が集まっていたので、ただごとじゃない雰囲気を感じた。容疑者がすでに捕まったと知り、ホッとした」と語りました。同じ公園でサッカーの練習をしていた14歳の中学2年男子生徒は、「何が起きているのか分からず、怖かった」と恐怖を口にしました。
現場は、みずほペイペイドーム福岡から南西に約1.2キロの地点で、西南学院大学や小学校、マンションが立ち並ぶ文教地区です。福岡タワーやシーサイドももち海浜公園も近く、観光客が多く訪れるエリアとして知られています。
周辺では過去にも類似事件、地域の安全懸念
この事件が発生した現場から近いみずほペイペイドーム福岡周辺では、2025年12月にも隣接する商業施設内で、アイドルグループ「HKT48」の劇場の40歳代男性スタッフと、ドームのライブに訪れていた20歳代の女性が相次いで男に刺される事件が起きています。女性は重傷を負い、地域の安全に対する懸念が高まっています。
福岡県警は、事件の詳細な経緯や動機について、引き続き捜査を進めるとしています。図書館は公共の場での安全確保が課題となり、再発防止策が求められる事態です。



