覚醒剤約270キロを密輸した疑いでパキスタン人ら6人を逮捕
警視庁は4月7日、覚醒剤約270キロ(末端価格約143億円相当)を密輸した疑いで、パキスタン国籍の男を含む計6人を逮捕したと発表しました。主犯格とみられる人物は、千葉県の成田空港から出国しようとした直前に確保されました。
鉱物粉末に隠してコンテナで輸入
逮捕されたのは、パキスタン国籍で中古車販売業を営むバット・シャフカット・ムシュタック容疑者(53歳)と、同国およびスリランカ国籍の男5人(18歳から57歳)です。ムシュタック容疑者は覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑い、他の5人は麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)の疑いで逮捕されました。
警視庁の発表によると、ムシュタック容疑者は昨年12月から今年1月にかけて、アラブ首長国連邦で貨物船舶のコンテナ内に、鉱物の粉末が入った袋とともに覚醒剤を隠し、シンガポール経由で東京都品川区の東京港大井ふ頭に輸入したとされています。
成田空港で出国直前を確保
ムシュタック容疑者は海外の麻薬密売組織の一員とみられており、4月5日午後に成田空港で出国しようとしていたところを確保されました。調べに対しては「全く身に覚えがない」と否認しているとのことです。
一方、他の5人は4月2日に茨城県古河市内で覚醒剤を受け取った疑いが持たれており、調べに「ムシュタック容疑者に頼まれた」と供述していると報告されています。
東京税関の検査で発覚
この事件は、3月に東京税関がコンテナの荷物から覚醒剤成分を検出したことをきっかけに発覚しました。警視庁はその後、追跡捜査を進めていたと説明しています。
今回の逮捕は、大規模な国際的な麻薬密輸ネットワークの一端を明らかにするものとして、関係当局によるさらなる調査が期待されます。警視庁は、組織的な背景や資金の流れについても詳しく調べる方針です。



