福島県郡山市の磐越自動車道で、新潟市の北越高の男子生徒1人が死亡したマイクロバス事故を巡り、運転していた新潟県胎内市の無職若山哲夫容疑者(68)に対し、新潟県警が4月、運転免許証を返納するよう2回にわたって促していたことが15日、捜査関係者への取材で明らかになった。若山容疑者は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕されている。
事故前から物損事故を繰り返す
捜査関係者によると、若山容疑者はバス事故の5日前、代車を運転中に新潟県村上市で追突事故を起こしていた。さらに、数カ月前から物損事故を5、6回繰り返していたことが判明している。福島県警は、若山容疑者が安全運転できる状態だったかどうかについて、慎重に調べを進めている。
事故の概要
バス事故は6日午前7時40分ごろに発生。若山容疑者は男子ソフトテニス部員20人を乗せたバスをガードレールに衝突させ、稲垣尋斗さん(17)を死亡させたほか、17人に重軽傷を負わせた疑いで逮捕された。
新潟県警は4月、若山容疑者に対して免許返納を2回促していたが、若山容疑者はこれに応じなかったとみられる。今回の事故を受け、免許返納制度の実効性や高齢ドライバー対策の在り方が改めて問われている。



