勤務中に公用車でパチンコ15回、28歳男性主事を停職3か月処分
奈良県の大和郡山市は2月26日、勤務時間中に公用車を私的に使用し、パチンコ店に通っていたなどとして、28歳の男性主事を同日付で停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。この処分は、職員の服務規律違反を厳しく問うたものです。
不正行為の詳細と発覚までの経緯
市の調査によると、男性主事は昨年9月から12月にかけて、勤務時間中に公用車で外出し、パチンコ店で計15回にわたって遊技を行っていました。さらに、私用で金融機関などに6回赴くなど、公用車の不正使用が繰り返されていたことが明らかになりました。
また、男性主事は出退勤システムを不適正に操作し、実際には勤務していない時間帯に勤務したように処理するなど、勤務記録の改ざんも行っていました。さらに、これらの不正行為が発覚するのを免れるため、公用車に搭載されていたドライブレコーダーの向きを変えるなど、証拠隠滅を図る行動も取っていたとされています。
問題の発端と職員の対応
問題が表面化したのは、昨年11月に市人事課へ提出された書類を巡り、男性主事の行動に不審な点が指摘されたことがきっかけでした。市側の調査により、一連の不正行為が次々と判明していきました。
男性主事は、担当業務自体はこなしていたものの、「時間があった時に行ってしまった。反省している」と話しているという。この発言から、勤務時間中の私的行為に対する認識の甘さが浮き彫りになっています。
市の対応と今後の対策
大和郡山市は今回の事態について、「心より深くおわび申し上げる」とコメントし、職員の服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図っていく方針を明らかにしました。この処分は、公務員としての倫理観と責任の重大さを改めて示す事例となりました。
市関係者は、再発防止に向けて、職員への研修強化や監視体制の見直しを進めていく考えを示しています。この事件は、地方自治体における内部統制の重要性を社会に問いかけるものとなっています。



