イズムフーズ、新工場建設で成長加速 国内150店舗と海外進出を視野に
定食チェーン「旬菜うちごはん菜々家」などを展開するイズムフーズ(本社:郡山市)は、中小企業庁の補助金を活用し、郡山市の本社近くに新工場を建設する計画を明らかにしました。この新工場は、現在の国内38店舗から約4倍となる150店舗への出店拡大を見据えて生産体制を強化するほか、海外展開に向け、食材輸出に対応する設備を整備します。
4業態で成長続けるイズムフーズの野心的な拡大戦略
イズムフーズは現在、以下の4業態を福島県、宮城県、栃木県の3県で展開し、計38店舗を運営しています。
- 「旬菜うちごはん菜々家」
- 「ごはん処満天食堂」
- 「ラーメン大志軒」
- 「らーめん工房味噌屋」
同社の計画では、2031年までに店舗数を102店舗に拡大し、売上高は2026年2月期の約33億円から3倍超となる105億円を目指しています。さらに、将来的には150店舗まで拡大する構想を持っており、出店エリアを広げる方針です。具体的には、2027年2月期中に埼玉県への出店を計画しており、北関東や首都圏への進出も視野に入れています。
新工場建設の背景と海外進出への取り組み
出店ペースの加速に対し、既存の工場では生産能力が近く限界を迎えるため、新工場の建設が必要と判断されました。また、同社はインドネシアで現地法人によるフランチャイズ出店も計画しており、海外進出では品質維持が課題となることから、食材の一部を新工場で加工して輸出することで対応する考えです。
イズムフーズは2007年に設立され、当初はイタリアンレストランを運営していましたが、2010年に別業態の菜々家1号店を出店して以降、約16年間で現在の店舗数まで成長を続けています。新工場建設に際しては、中小企業の飛躍的成長を支援する中小企業庁などの「100億宣言」を公表し、中小企業成長加速化補助金5億円を活用して整備します。
新工場の詳細と今後の展望
新工場の総事業費は約14億円で、起工式は28日に行われ、来年2月の完成を予定しています。一部2階建てで延べ床面積は約2500平方メートルとなり、各店舗で使用するたれやラーメンの具材、肉の加工などを行います。
大高健吾社長は、「新工場の稼働により、国内出店の加速と海外進出の実現を目指す」とコメントし、積極的な成長戦略を強調しました。この取り組みは、地域経済の活性化や雇用創出にも寄与することが期待されています。



