京都・南丹の山中で発見された遺体、行方不明の11歳男児と判明
京都府警察は14日、南丹市内で13日に発見された子どもとみられる遺体について、行方不明になっていた同市立園部小学校の安達結希さん(11)であると正式に発表しました。身元確認は遺体の特徴などから進められていたもので、司法解剖の結果、死因は不詳であり、死亡時期は3月下旬と推定されています。
遺体発見時の状況と着衣の特徴
遺体が発見されたのは、南丹市園部町の山中です。安達さんの行方を捜していた警察官が、13日午後4時45分ごろに発見しました。遺体は仰向けの状態で、濃紺色のフリースとベージュの長ズボンを着用しており、靴下は履いていましたが、靴は履いていなかったと伝えられています。
捜査関係者によれば、着衣の特徴が安達さんが行方不明時に身につけていたものと類似していたことから、早期の身元特定につながりました。また、遺体は山林内の地面の上に仰向けで倒れており、土がかぶせられたり、何かで覆われて隠されたりしたような状態ではなかったとされています。
捜索活動と関連する発見物
府警察はこれまで、のべ1千人態勢で捜索を続けてきました。13日までに計360件の情報提供があったほか、12日には子どものものとみられる靴を発見。13日も靴が見つかった場所周辺などを50人態勢で捜索していました。
靴の発見場所は、安達さんの市内の自宅と園部小学校の間の山の中とされ、行方不明当時に履いていたとされるものと特徴が似ていることから、府警察は詳細な鑑定を進めています。また、3月29日には、学校から西に約3キロ離れた山中で安達さんの黄色い通学かばんが見つかったという110番通報もあり、親族が発見したものの、携帯電話の電波が届かない場所だったため、通行人に通報を依頼した経緯があります。
行方不明時の経緯と背景
安達さんは、3月23日午前8時ごろに消息が途絶えました。父親の説明によると、この日は父親が運転する車で登校し、学校の敷地内にある学童保育施設の前で車から降りたとされています。しかし、担任が出欠確認を行った際に安達さんがいないことに気づき、校舎に設置された防犯カメラには、この時間帯に学校に向かって歩いてくる映像が記録されていませんでした。
その後も、安達さんを映した防犯カメラ映像などは見つかっておらず、府警察は「死後、相当な期間がたっていると思われる」とコメントしています。この事件は、地域社会に大きな衝撃を与えており、捜査の継続が期待されています。



