不動産仲介支援サービスを手がける「いえらぶGROUP」(東京都)が管理する不動産管理システムが不正アクセスを受け、同社と連携する仲介サイトを利用した人の個人情報が流出したことが明らかになった。流出した個人情報は100万件規模とみられ、同社は「その規模でのデータ流出が発生したことは事実であり、事態をきわめて重く受け止めている」と説明している。
不正アクセスの対象となったシステム
同社によると、不正アクセスがあったのは、不動産業者が物件情報を仲介サイトに掲載する際などに活用するクラウドサービス「いえらぶCLOUD」だ。このサービスは、不動産業者が物件情報を登録すると、複数の仲介サイトに一括で掲載できる機能を提供する。その他にも複数の機能があり、全国で1万7千社以上の不動産業者が利用しているという。
流出したデータの内容
流出したデータには、不動産仲介サイト利用者の名前、メールアドレス、電話番号、住所、希望物件の条件などが含まれている。一部のデータは、匿名性が高いネット空間「ダークウェブ」に掲載されたことが確認されているという。
対応と今後の見通し
同社は4月6日に不正アクセスを把握し、8日にホームページで公表した。現在、外部の専門機関と連携して流出データの実態調査を進めるとともに、個人情報が流出した不動産業者や利用者への通知を開始している。また、利用者向けの特設窓口も設置し、「万が一実害が発生した場合の状況等を踏まえ、法的見地も交えながら誠実に対応を検討する」としている。
いえらぶGROUPの概要
いえらぶGROUPは2008年に設立され、グループ会社8社を擁する。クラウドサービスやホームページ制作など、ITを活用した不動産業者向け支援業務を展開している。



