日本でも「女性の休日」アクションが各地で展開 ジェンダー平等を目指す動き広がる
日本において、ジェンダー平等を推進するための「女性の休日」アクションが、2026年3月6日に全国各地で実施されました。この動きは、半世紀前にアイスランドで行われた女性たちのストライキを参考にしており、男女の賃金格差や家事労働の偏りの是正を求めるものです。
アイスランドの歴史に学ぶ日本版アクション
1975年10月、アイスランドでは「女性の休日」として、女性の約9割が仕事や家事を一斉に休むストライキが実施されました。このアクションは、女性がいないと社会が機能しないことを明確に示し、現在でもジェンダーギャップ指数で16年連続世界1位を維持する同国のジェンダー平等推進のきっかけとなりました。昨秋、この軌跡を追ったドキュメンタリー映画が日本で公開されたことを契機に、8日の国際女性デーに向けて、日本版「女性の休日」を求める動きが急速に広がっています。
「女性の休日」プロジェクトによると、全国で200以上のアクションが予定されており、6日には東京・新宿駅前の広場でスタンディングが企画されました。ここには、プラカードやペンライトを手にした数百人の参加者が集結。アイスランドのアクションでモチーフとなった赤いストッキングにちなみ、赤いマフラーやコートを身につけた人々が目立ち、ペンライトも赤やミモザを象徴する黄色に光り輝きました。
新宿でのスタンディングで熱いメッセージが飛び交う
社会学者の上野千鶴子氏をはじめ、多くのスピーカーがステージに立ち、ジェンダー平等への思いを語りました。「地方女子プロジェクト」代表の山本蓮氏は、人口減少が続く地方の課題に触れ、「女性の流出を止めたいなら、解消すべきはジェンダーギャップやジェンダーバイアスであることは明白です」と訴えました。また、漫画家の瀧波ユカリ氏は、「私より遅く生まれてきた女の子たちのために光ろうと思っています。光ることとは明るく元気でいること、手の届く範囲で誰かを勇気づけていくことです」と力強く語りかけました。
上野氏は「本当は国会前を女たちで埋め尽くしたかった。いつかきっとやろうね」と参加者に呼びかけ、さらなる行動への意欲を示しました。
丸の内や地方都市でも関連イベントが開催
同日午後には、東京・丸の内でも、ジェンダー格差解消に向けた働き方を考えるイベントが開催されました。このイベントを企画した一般社団法人「あすには」の井田奈穂氏は、「全国のアクションを起点に、皆さんと連帯しながらジェンダー平等の推進を進めていきたい」と語り、運動の広がりに期待を寄せました。
また、この日は神戸や横浜などでもスタンディングなどの関連イベントが実施され、国際女性デー前後にはさらに様々なアクションが各地で予定されています。これらの動きは、日本社会におけるジェンダー平等への関心の高まりを反映しており、多くの人々が参加することで、社会変革への一歩を踏み出そうとしています。
アイスランドの歴史的なアクションに触発された日本版「女性の休日」は、単なるイベントではなく、持続可能な社会を目指すための重要な運動として、今後も展開されていく見込みです。参加者たちは、ジェンダーギャップの解消と、すべての人が平等に活躍できる社会の実現を強く願っています。
