乳幼児用ベッドガードとベビーカーに表示義務化 2027年から子供PSCマーク必須に
経済産業省は3日、乳幼児用ベッドガードとベビーカーを「子供用特定製品」に追加し、対象年齢や使用上の注意の表示を義務付けることを正式に決定しました。これにより、国の技術基準への適合性を示す「子供PSCマーク」の表示が必須となり、2027年7月以降、マークのない製品は段階的に販売できなくなります。
重大製品事故を踏まえた安全対策の強化
今回の措置は、過去10年間に発生した重大な製品事故を踏まえたものです。具体的には、乳幼児用ベッドガードで4件、ベビーカーで11件の死亡や重傷を含む事故が報告されています。例えば、ベッドガードとマットレスに挟まれて乳幼児が死亡するケースや、ベビーカーが突然折り畳まれて転倒する事例があり、これらの危険性を考慮した安全規制の強化が求められていました。
製造・輸入業者への自主検査義務と経過措置
製造業者や輸入業者には、自主検査を通じて技術基準への適合性を確認することが求められます。運用は今年7月から開始されますが、経過措置期間が設けられ、ベッドガードは2027年7月から、ベビーカーは2028年7月から表示が義務付けられます。これにより、業界には十分な準備期間が与えられ、消費者への安全な製品提供が期待されます。
子供用特定製品の拡大と今後の検討事項
今回の追加により、子供用特定製品は乳幼児用ベッドや玩具と合わせて4製品となります。経済産業省は、さらなる安全向上を目指し、抱っこひもや乳幼児用椅子などの製品についても追加を検討しています。これにより、乳幼児向け製品全体の安全性が高まり、保護者の安心につながることが見込まれます。
この決定は、乳幼児の安全を最優先にした政策の一環として、製品事故の防止に大きく貢献するものと評価されています。消費者は、今後購入する際に子供PSCマークを確認することで、より安全な製品を選択できるようになります。



