イラクの子どもたちの切実な思いを伝える企画展「PRAY FOR PEACE!」が神保町で開催中
イラクの子どもたちの思いを伝える企画展「PRAY FOR PEACE!」開催

イラクの子どもたちの切実な思いを伝える企画展「PRAY FOR PEACE!」が神保町で開催中

東京都千代田区神田神保町の文房堂ギャラリーにおいて、小児がんのイラクの子どもたちを支援するNPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM-NET、通称ジムネット)による企画展「PRAY FOR PEACE!」が現在開催されています。この展示会は、戦争と病気に直面する子どもたちの声を写真・絵画・手紙を通じて伝えることを目的としており、3月24日まで一般公開されています。

湾岸戦争以降の放射能汚染が原因とされる小児がんの増加

イラクでは、1991年の湾岸戦争以降、小児がんや白血病に苦しむ子どもたちが特定の地域で増加していることが報告されています。専門家の間では、米英軍が使用した劣化ウラン弾による放射能汚染が主な原因であると指摘されています。ジムネットは、こうした闘病中の子どもたちやその家族に対して現地でのサポートを提供するほか、日本国内での募金活動などを通じて継続的な支援を行っています。

子どもたちの絵画と亡くなった女性スタッフの作品を展示

企画展では、イラクの子どもたちが描いた動物や花をモチーフにした絵画が数多く展示されています。さらに、昨年11月に卵巣がんで27歳の若さで亡くなった現地の女性スタッフ、サブリーンさんの作品も紹介されています。サブリーンさんは10歳で卵巣がんを発症し、長い治療を経た後、院内学級の子どもたちのケアを担当していました。日本のスタッフが送る神社や朝日の写真を特に好み、亡くなる直前まで交流サイト(SNS)を通じてやり取りを続けていたと伝えられています。

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戦争への不安を綴った子どもたちの手紙

先月の米国とイスラエルによるイラン攻撃開始後、子どもたちが書いた手紙も展示の一部として紹介されています。支援先の病院がある北部アルビルには米軍基地が存在するため、ドローンやミサイルの音が日常的に飛び交う環境にあります。子どもたちの手紙には、「大人が戦争について話す様子で不安になります」(7歳)、「戦闘機ではなく、紙飛行機が飛んでいてほしい」(13歳)といった切実な思いが率直に綴られています。これらの言葉は、戦争が子どもたちの心に与える深い影響を如実に物語っています。

展示詳細と今後の活動

展示は午前11時から午後6時30分まで開かれていますが、最終日の3月24日は午後4時までとなります。詳細な情報については、ジムネットのホームページで確認することができます。この企画展は、単なる展示会を超え、国際社会における平和と医療支援の重要性を改めて考える機会を提供しています。戦争と病気という二重の苦しみに直面するイラクの子どもたちの現状を、多くの人々に知ってもらうことを目指しています。

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