DNA鑑定で初めて身元判明、被爆13歳少女の遺骨が77年ぶりに遺族へ返還
DNA鑑定で初めて身元判明、被爆13歳少女の遺骨返還

DNA型鑑定で初めて身元を特定、被爆13歳少女の遺骨が77年ぶりに遺族へ返還

広島市は2026年3月22日、平和記念公園内の原爆供養塔に長年安置されていた被爆13歳少女、梶山初枝さんの遺骨を、初めて実施したDNA型鑑定で身元を確認し、遺族に引き渡した。この歴史的な返還は、戦後81年を経て、科学技術の進歩がもたらした確かな証拠に基づくもので、遺族にとっては何にも代えがたい喜びとなった。

「やっと迎えに来ることができた」と涙ぐむ遺族の感動

おいの修治さん(60)は、遺骨を受け取った際に「やっと迎えに来ることができた。確かな証拠で初枝と証明されたことは、何にも代えがたい喜びだ」と涙ぐんで語った。初枝さんの妹である美智子さん(90代)は、広島戦災供養会の畑口實会長から遺骨と遺髪を受け取ると、「胸がいっぱいだ。(初枝さんは)いつも勉強していた」と感慨深げに述べた。この瞬間は、77年間にわたる不明だった身元が、昨年実施された遺髪のDNA型鑑定によって初めて判明した結果であり、家族の長年の願いがようやく叶った象徴となった。

原爆供養塔の現状と今後の方針

原爆供養塔には現在、約7万柱の遺骨が安置されており、その大半は氏名が分かっていない状態が続いている。広島市の再点検によると、供養塔には52人分の遺髪が納められていることが確認されており、市は母系の遺族が健在で要望がある場合には、DNA型鑑定を実施する方針を固めている。この取り組みは、未だに多くの身元不明の犠牲者が存在する中で、科学的手法を活用した遺骨返還の新たな道筋を示すものだ。

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問い合わせ先は、広島市原爆被害対策部調査課(電話番号:082・504・2191)となっている。この返還は、被爆者の尊厳を尊重し、戦争の記憶を後世に伝える重要な一歩として、広島市の継続的な努力を反映している。

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