再生医療で60代女性死亡、厚労省が緊急命令でクリニックと培養センターの業務停止
再生医療で女性死亡、厚労省が緊急命令で業務停止

再生医療で60代女性が死亡、厚労省が緊急命令で業務停止措置

厚生労働省は3月13日、東京都中央区にある医療法人ネオポリス診療所が運営する「銀座クリニック」で、再生医療を受けた60代の外国籍女性が死亡したと発表しました。同省は直ちに再生医療安全性確保法に基づく緊急命令を発出し、関係機関の業務を一時停止させました。現在、詳細な死因を調査中です。

容体急変で搬送先で死亡確認

厚労省の発表によると、女性は3月10日に銀座クリニックで痛み改善を目的とした再生医療を受けました。この処置では、事前に採取した自身の細胞を加工施設で増殖させ、静脈注射する方法が採用されていました。しかし、細胞投与中に女性の容体が急変し、救急車内で心停止状態に陥りました。搬送先の医療機関で死亡が確認されましたが、死因は現在も不明のままです。

クリニックと細胞加工施設に業務停止命令

死因が判明していないことを受け、厚生労働省は銀座クリニックに対して医療提供の一時停止を命令しました。同時に、女性の細胞を加工した「JASC京都幹細胞培養センター」(京都市)に対しても細胞製造の一時停止を命じています。さらに、韓国の「RBio幹細胞培養センター」(ソウル)も細胞加工に関与していたことが判明しましたが、海外施設は国内法の緊急命令対象外となるため、同省は出荷停止を要請する対応を取りました。

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再生医療死亡事例で2例目の緊急命令

今回の緊急命令発出は、再生医療に関連する死亡事例としては昨年8月に都内の別のクリニックで発生した事案に続き、2例目となります。厚生労働省は安全性確保の観点から、迅速な対応に乗り出しました。同省は今後、詳細な調査を進めるとともに、再生医療の安全性向上に向けた対策強化を検討する方針です。

この事態は、再生医療の普及が進む中で、適切な安全管理体制の重要性を改めて浮き彫りにしました。医療現場では、患者の安全を最優先にした取り組みが求められています。厚労省は関係機関との連携を強化し、再発防止に向けた体制整備を急ぐ構えです。

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