大雪やインフルエンザ流行で血液不足深刻化 企業の集団献血が救いの手に
輸血用血液の不足が懸念される中、松江市八幡町の藤原技研工業で2月21日、同社と協力会社の社員ら約60人が集団献血を実施しました。この取り組みは、血液が不足しがちな夏と冬の年2回行われており、今回で33回目を数えます。
大雪やインフルエンザの影響で献血者数が減少
県赤十字血液センターによると、今冬は大雪やインフルエンザの流行により、献血者数が例年に比べて少ない状況が続いています。こうした中、藤原技研工業では、社屋で血中ヘモグロビン濃度を計測した後、敷地内に停車した献血車の中で、参加者一人ひとりが400ミリ・リットルの全血採血を行いました。
この集団献血は、県赤十字血液センターと島根大学の献血推進サークル「ぐっぱ」の協力を得て実施されました。「ぐっぱ」のメンバーで総合理工学部2年の品川なのはさん(20)は、「会社を挙げた献血活動は県内でも珍しく、非常に意義深いものです。集団献血の輪がさらに広がることを願っており、こうした取り組みが増えると嬉しいです」と語りました。
藤原会長の経験が活動の原動力に
藤原技研工業の藤原陽吉会長は、過去に大病を患い、輸血を受けた経験があります。この経験から、献血の重要性を強く感じており、「献血は人の命を救う尊い行為です。私たちの活動が少しでも社会に貢献できるよう、今後も継続していきたいと考えています」と述べ、企業としての社会的責任を果たす姿勢を示しました。
同社の集団献血は、地域の血液不足を補うだけでなく、従業員の健康意識の向上やチームワークの強化にもつながっています。このような企業主導の献血活動が、他の地域や企業にも広がることが期待されます。
大雪やインフルエンザの影響で献血者が減少する中、藤原技研工業の取り組みは、地域医療を支える重要な役割を果たしています。


