連載:Leader's View インタビュー技術の進化で女性の健康に貢献 ユニ・チャーム社長が語る現在地
ユニ・チャーム社長 高原豪久氏インタビュー
大手日用品メーカーのユニ・チャームが近年、新たな付加価値を備えたフェムケア用品に注力している。妊活のタイミングを確認できるおりものシートや、経血から鉄分不足をチェックできるキットなどがその代表例だ。高原豪久社長は、人工知能(AI)やSNSといった技術の進歩により、こうした製品の開発をさらに加速させると強調する。
――2023年に、妊活のタイミングを知らせるおりものシートを発売しました。
「妊娠を希望しながらもタイミングが分からないという方々の課題を解決したいとの思いから開発しました。通常のショーツなどに装着して普段通りに過ごすだけで、シートに青い線が現れ、妊活に適したタイミングをお知らせします」
――どのような仕組みなのでしょうか。
「おりものの状態を検知し、排卵期を予測する独自のセンサー技術を搭載しています。ユーザーは特別な操作を必要とせず、自然な生活の中で情報を得られる点が特徴です」
技術の進化がもたらす新たな可能性
高原社長は、AIやSNSなどの技術発展がフェムケア分野に革新をもたらすと語る。「例えば、スマートフォンアプリと連携することで、個々の体調データを蓄積・分析し、よりパーソナライズされた健康アドバイスを提供できるようになります。また、SNSを通じてユーザー同士が情報交換できるコミュニティを形成し、女性の健康リテラシー向上にも貢献したい」
ユニ・チャームは、女性のライフステージに寄り添った製品開発を今後も推進する方針だ。高原社長は「技術の力で、女性がより健康で快適な生活を送れるよう支援していきたい」と述べ、今後の展開に期待を寄せた。
(聞き手・友田雄大)



