厚生労働省の上野賢一郎大臣は5日の閣議後記者会見において、2型糖尿病治療薬「マンジャロ」を巡る個人間売買について、医薬品医療機器法に違反するとして厳重に注意を促しました。同薬はSNS上でダイエット目的の使用が広がっており、これに対して上野大臣は「違反に対しては厳正に対処する」と強調しました。
マンジャロの適正使用を呼びかけ
マンジャロは2型糖尿病の治療を目的として承認された医薬品です。上野大臣は「本来の用途以外で使用された場合の安全性や有効性は確認されておらず、予期せぬ副作用を引き起こす可能性も否定できない」と述べ、正しい使用を呼びかけました。
SNSでの無許可販売が問題に
マンジャロを巡っては、SNS上で無許可販売や転売目的の保管が行われている事例が報告されています。大阪府警は今月2日、医薬品医療機器法違反の疑いで男女3人を書類送検しました。厚労省はこうした違法行為に対し、引き続き監視を強化する方針です。
専門家によると、糖尿病治療薬を健康な人が使用すると、低血糖や消化器系の副作用、長期的な健康リスクが生じる可能性があります。厚労省は国民に対し、医師の処方なく医薬品を入手・使用しないよう強く求めています。



