広島・世羅町の「せら香遊ランド」今年度末で休止、民間提案なければ廃止も
広島・世羅町の「せら香遊ランド」今年度末で休止

広島・世羅町の「せら香遊ランド」、今年度末で営業休止へ

広島県世羅町は、同町京丸に位置する観光温浴施設「せら香遊ランド」について、光熱費の高騰による経営難を理由に、今年度末(2027年3月末)をもって営業を休止する方針を固めた。町は7月から8月にかけて、施設の利活用に関する民間事業者からの意見を公募し、実現可能な提案が得られなければ、廃止を含めた検討に入る。

施設の概要と現状

「せら香遊ランド」は1992年に町が開設した公共施設で、天然温泉の浴場に加え、10室の宿泊棟やテニスコートなどを併設している。現在は町外の事業者が指定管理者として運営を担当している。

温泉は観光客や地元住民を中心に、月間1600~1800人程度が利用している。しかし、源泉が冷泉であるため、ボイラーで加熱して供給する必要があり、近年の光熱費高騰の影響を大きく受けた。2021年度から2023年度までの3年間で、累計2000万円を超える赤字を計上した。

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財政負担と指定管理者の撤退意向

町は2024年度から2026年度にかけて、指定管理料を従来の倍以上の年間1400万円に増額したが、収支は改善せず、指定管理者側から撤退の意向が示されたという。

町商工観光課は、「需要は確かに存在するが、財政負担が大きく、やむを得ない判断だ。事業者から良い提案が寄せられることを期待している」とコメントしている。

施設の休止は地域経済や観光に影響を与える可能性があるが、町は持続可能な運営方法を模索する姿勢を示している。

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