豊島区の「盗撮教員グループ」事件、34歳教諭ら有罪判決 執行猶予付き
盗撮教員グループ事件 34歳教諭ら有罪 執行猶予付き (19.03.2026)

豊島区の「盗撮教員グループ」事件、34歳教諭ら有罪判決 執行猶予付き

教員グループによる盗撮画像共有事件で、児童買春・ポルノ禁止法違反や性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われた東京都豊島区立小学校教諭、沢田大樹被告(34)と、北海道千歳市立中学校の元教諭、柘野啓輔被告(41)=懲戒免職=に対する2件の判決が3月19日、名古屋地裁でありました。村瀬恵裁判官はそれぞれに懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡しました。このグループでは計7人が起訴されており、今回の判決は初めてとなります。

計画的な犯行と教員立場の悪用

判決理由で村瀬裁判官は、いずれも教員の立場を悪用して児童や生徒の下着などを盗撮したと指摘し、「相当に悪質な犯行である」と断じました。さらに「児童らの成長への悪影響も懸念される」と述べ、教育者としての重大な背信行為を強く非難しました。

特に柘野被告については、教員の交流サイト(SNS)グループに投稿する目的で盗撮を繰り返し、「ペン型カメラを購入するなど計画性も認められる」と具体的な犯行の準備性を認定しました。この指摘は、単発的な犯行ではなく組織的な行為であったことを示しています。

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両被告の具体的な犯行内容

判決によると、沢田被告は勤務先の小学校で2022年11月から2023年9月にかけて、女児2人のスカート内の下着をスマートフォンで撮影したほか、女児が置き忘れた水着に体液をかけるという卑劣な行為を行いました。さらに千葉県内のホテルでは、男性浴場にいた女児2人の体を動画撮影するなど、複数の場所で犯行を重ねていたことが明らかになりました。

一方、柘野被告は勤務先の中学校で2023年から2025年にかけて、着替え中の女子生徒5人の下着をペン型カメラで動画撮影したほか、盗撮目的で校内の女子トイレに侵入するという重大なプライバシー侵害を行っていました。これらの行為は、教育現場という安全であるべき場所で行われた点で特に問題視されています。

執行猶予が付いた理由

村瀬裁判官は、両被告とも深く反省しており、性障害の治療を受けていることなどを考慮し、執行猶予を付ける判断を示しました。この決定は、刑事罰の執行よりも更生と治療を優先させる司法判断として注目されます。しかし同時に、教員という立場を利用した犯行の悪質性を厳しく指摘し、社会への警告も含まれています。

今回の事件は、教育現場における信頼関係の根幹を揺るがす重大な不祥事として、教育関係者や保護者に大きな衝撃を与えています。グループ全体ではまだ判決が下りていない被告もおり、今後の司法判断が注目されます。学校現場における児童・生徒の安全確保と教員の倫理観の向上が、改めて問われる事件となりました。

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