障害児デイサービスが給付金5830万円不正受給 豊島区が指定取り消し処分
障害児デイサービスが給付金5830万円不正受給

障害児デイサービスが給付金5830万円を不正受給 豊島区が厳重処分

東京都豊島区は4月10日、障害児支援事業所「手話でいきる子どもの児童発達支援・放課後等デイサービス あ~とん塾」に対し、指定取り消しの行政処分を下したと発表しました。同施設は2018年4月から2025年1月にかけて、人員不足の実態を隠蔽しながら約5830万円の給付金を不正に受給していたことが明らかになりました。

勤務実態の偽装と虚偽報告が発覚

児童福祉法では、事業所の営業時間中に児童発達支援管理責任者や保育士、児童指導員などの専門職員が常駐することが義務付けられています。しかし、豊島区障害福祉課の調査によると、「あ~とん塾」では規定よりも人員が不足している状況にもかかわらず、あたかも適切に勤務しているかのように装い、実際には通所していない利用者に対して児童発達支援を提供したと虚偽の報告を行っていました。

この不正行為は、昨年3月に新規事業立ち上げに伴う視察で訪れた区職員が職員数が少ないことに不審を抱いたことをきっかけに発覚しました。区は翌月に児童福祉法に基づく監査を実施し、不正受給の事実を認定しました。

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厳しい行政処分と返還要求

豊島区は「あ~とん塾」に対し、7月1日から効力が発生する指定取り消し処分を決定しました。さらに、同施設を運営する一般財団法人「ありがとうの種」(文京区)に対しては、不正に受給した給付金5830万円に加え、不正行為に伴う加算額を合わせた計8162万円の返還を求める方針です。

この処分は、障害児支援を必要とする子どもたちとその家族への公的支援制度の信頼を損なう重大な不正行為に対して、行政が厳格に対応する姿勢を示したものと言えます。豊島区は今後も同様の不正防止に向けた監査体制の強化を進めるとしています。

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