福岡市が障害児通所支援事業者を指定取り消し、142万円の給付費不正受給を認定
福岡市は、障害児通所支援事業者への給付費を不正に受給したとして、放課後等デイサービス「くじらぐも」(早良区)の指定を取り消す処分を発表しました。この決定は、事業所が児童指導員の不在を隠し、虚偽の出勤簿を作成して給付費を受給していたことが明らかになったことを受けたものです。
不正受給の詳細と市の対応
発表によると、事業所は指定前に勤務を終了した児童指導員がいることを市に報告せず、2024年7月の指定以降、常勤の児童指導員がいるかのように装った出勤簿を作成しました。これにより、142万円の給付費を不正に受け取っていたことが判明しました。福岡市は、この行為を重大な違反と認定し、事業者指定を取り消すことを決定しました。取り消し日は今年5月31日とされています。
市は、不正に受給した給付費の返還を求めており、加算金を含む計199万円の支払いを事業者に要求しています。この措置は、障害児支援制度の公正な運用を確保し、同様の不正を防止するためのものです。福岡市は、今後も事業者の監視を強化し、透明性の高い運営を促進していく方針を示しています。
地域社会への影響と今後の課題
この事件は、障害児通所支援事業における監査の重要性を浮き彫りにしました。事業者の不正行為は、利用者である障害児やその家族への信頼を損なう可能性があり、地域社会全体に影響を及ぼします。福岡市は、指定取り消し後も、利用者の継続的な支援を確保するための措置を講じることを約束しています。
専門家は、このような事例を防ぐためには、定期的な監査と事業者への教育が不可欠だと指摘しています。また、市民からの通報制度の活用や、透明性の高い情報公開が、不正の早期発見に役立つとされています。福岡市は、これらの課題に取り組み、支援制度の信頼性を高める努力を続けていく見込みです。



