元衆院議員の阿部知子氏(78)が10日、神奈川県庁で記者会見し、9日付で中道改革連合(中道)を離党したことを明らかにした。2月の衆院選で立憲民主党から中道に合流したが落選。中道結成について「有権者や議員に説明なく非民主的な手法で行われ、決定的な誤りだった」と批判した。
立憲復帰と国政への意欲
阿部氏は引退を否定し、今後は立憲民主党に一般党員として戻ると表明。その上で「必要とされる戦いなら何でもする」と述べ、国政選挙への挑戦に意欲を見せた。また、外交や憲法をテーマにした政治団体を立ち上げ、革新系リベラルの再建を目指す考えを示した。
中道結成への不満
阿部氏は、社民党や民進党などを経て2017年の立憲民主党立ち上げメンバーの一人。神奈川12区(藤沢市、寒川町)で26年間、9回当選を重ね、22年まで立憲県連代表を務めた。中道結成後は皇位継承や沖縄の基地問題など政策面で違和感を抱き、党内での議論を求めたが応じられなかったとし、「中から改革できない証左だ」と批判した。
枝野氏の動きにも言及
記者会見では、元立憲代表で中道の枝野幸男氏が政治団体を立ち上げたことにも触れ、失敗を糧に「それぞれが有権者と対話すべきだ」と強調。自身も政策を訴える政治団体を立ち上げ、「革新系リベラルが焼け野原になった今、政治と国民の距離を取り戻すための地道な活動で、国政選挙への素地をつくるべきだ」と述べた。
衆院選や参院選への立候補について問われると、「高市さん(高市早苗首相)は1日も早くどいてほしい。必要とされる戦いなら何でもする」と語り、政権批判を交えながらも決意を示した。



