バンクシー正体は英国出身50代男性とロイター報道、弁護士は匿名理由を説明
バンクシー正体は英国50代男性とロイター報道 (16.03.2026)

バンクシーの正体をロイターが独自調査で特定、英国出身の50代男性と報道

世界的に有名な正体不明のストリートアーティスト、バンクシーについて、ロイター通信が独自調査を実施し、その正体を英国南西部ブリストル出身の50歳代前半の男性、ロビン・ガニンガム氏であると特定したと報じました。この報道は2026年3月16日に配信され、芸術界やメディアに大きな波紋を広げています。

過去の逮捕記録と改名、ウクライナでの活動を突き止める

ロイターの調査報道によれば、バンクシーは2000年9月にアメリカ・ニューヨークで看板広告に絵を描いたことで現行犯逮捕されていた事実を突き止めました。さらに、ガニンガム氏がこの犯行を自供する内容の捜査資料を入手し、確認したとしています。バンクシーの正体については、2008年に英国の大衆紙が最初にガニンガム氏の存在を報じていましたが、ロイターはより詳細な証拠を提示しました。

興味深いことに、ガニンガム氏はその後、名前を「デービッド・ジョーンズ」に改名し、2022年にロシアの侵略を受けるウクライナに入国して壁画を制作していたことが判明しました。入国の際に使用したパスポートの生年月日は、ガニンガム氏のものと一致していたとロイターは伝えています。これらの事実は、バンクシーの活動が単なる芸術的表現を超え、国際的な政治情勢にも深く関わっていることを示唆しています。

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弁護士は匿名維持の重要性を強調、表現の自由を守ると訴え

今回の報道に対して、バンクシーの弁護士は書面で回答し、「多くを正しいとは認めない」と述べました。さらに、正体を明らかにしない理由について、「報復などを恐れずに権力を相手に真実を語れ、表現の自由を守ることになる」と説明しました。この声明は、バンクシーが匿名性を維持することで、社会的・政治的批判を自由に行える環境を確保していることを強調しています。

バンクシーの作品は、世界中の都市にメッセージ性の強いグラフィティやインスタレーションを残しており、その正体は長年にわたり謎に包まれてきました。2018年10月にはロンドンのオークション会場で作品が展示され、多くの来場者が鑑賞に訪れるなど、その人気は衰えることを知りません。ロイターの今回の報道は、こうした神秘性に新たな光を当てるものとなりました。

芸術家の匿名性と表現の自由を巡る議論は、今後も続くことが予想されます。バンクシーのケースは、現代社会におけるアートの役割と、個人のプライバシー保護の重要性を浮き彫りにしています。ロイターの調査が真実をどこまで解明したかは不明ですが、この報道が国際的な注目を集め、さらなる検証を促す可能性は高いでしょう。

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