静岡県民幸福度、男女とも向上 30~40代中心に上昇、「遊び・娯楽」など課題
静岡県民幸福度、男女とも向上 30~40代中心に上昇

静岡県が2025年度に実施した県民幸福度調査で、幸福度の県平均が10点満点中7.07点となり、初回の2024年度調査の6.74点を0.33ポイント上回った。男女ともに30~40代を中心に上昇したが、男性より女性の方が高い結果となった。分野別では「遊び・娯楽」「多様性と寛容性」などに課題が残り、県は現状を把握・分析して各種施策に反映していく方針だ。

幸福度向上の背景

ウェルビーイング(心身が健康で幸福な状態)の視点を取り入れた事業に注力する静岡県。5月27日に結果を公表した花嶋慶・企画課長は「行政サービスの受け手である県民一人ひとりが幸せを実感できる静岡県づくりに努めたい」と調査の意義を強調した。

2025年度調査は今年1月に行われ、性別や年代、地域に関係なく幸福度は向上した。背景には、2025年10月に本格始動した高市政権の経済対策への期待の高まりや、2025年の1人あたり月間総実労働時間の平均が前年より2.2%減少し、私生活との両立が図りやすくなったことがあるとみられる。ただし、主観的要素である幸福度は社会情勢の変化に影響されやすいため、県は今後も調査を継続し、中期的に傾向を分析するとしている。

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年代別の幸福度

30代の幸福度は男性が6.78(前年6.15)、女性が7.50(同6.67)で、40代は男性が6.82(同6.00)、女性が7.32(同6.80)といずれも上昇した。特に女性の上昇幅が大きく、30代女性は0.83ポイント、40代女性は0.52ポイントの増加となった。

分野別の満足度

分野別では「自然の恵み」「住宅環境」「公共空間」への満足度が高く、「遊び・娯楽」「多様性と寛容性」「雇用・所得」で低かった。全24分野で満足度は前回より向上したが、上位と下位の3分野は2年連続で変わらなかった。このことから、県民の価値観や生活環境の変化が緩やかであることがうかがえる。

調査の概要

デジタル庁の「地域幸福度指標」を参考にした県の2025年度調査は、県内在住の18歳以上の男女5000人に調査票を配布し、2102件の有効回答を得た(有効回収率42.0%)。全国が対象の国の調査では伊豆半島の情報が少なかったことから、県内全域の状況を詳細に把握するため、独自の調査を実施していた。県は今後もこの調査を継続し、幸福度向上に向けた施策に生かすとしている。

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