衆参両院は28日、皇族数確保策に関する15日の全体会議の議事録を公開した。この中で、中道改革連合の笠浩史氏が、秋篠宮家の長男悠仁さまの次代以降の皇位継承について議論を継続するよう要請したことが明らかになった。
笠氏「議論はスタート」
笠氏は議事録の中で、「悠仁さまのご年齢やご結婚を巡る状況を踏まえ、女性天皇の是非なども含め、議論を深めていかなければならない」と述べた。その上で、現在の国会の議論が皇族数確保策に限定されていることについて「あくまで緊急の措置だ」と指摘。「議論の終わりではなく、むしろスタートだ」と強調した。
野党からも賛同の声
議事録では、他の野党からも女性天皇の議論を求める意見が相次いだ。共産党の小池晃氏は「女性だから天皇になれないのは、男女平等を掲げる憲法の精神に反する」と批判。社民党の福島瑞穂氏は「過去に女性天皇はいた。なぜ認めないのか。理解できない」と主張した。
今回の議事録公開により、皇位継承の安定性を巡る議論が今後さらに活発化する可能性がある。政府与党は皇族数確保策の法整備を急ぐ一方、女性天皇や女系天皇の是非を含めた恒久的な制度設計については、慎重な姿勢を崩していない。



