林芳正総務相は26日の記者会見において、自治体がふるさと納税の仲介サイト運営事業者に支払っている手数料の引き下げが不可欠であるとの認識を改めて示した。林総務相は、自治体が収集した寄付金は税制上の控除制度を活用して集められた公金であると指摘し、「自治体の負担軽減を図るため、速やかに手数料引き下げに取り組むよう希望する」と述べた。ただし、具体的な望ましい手数料水準については言及を避けた。
手数料の現状と総務省の対応
2024年度において、全国の自治体が支払った手数料は1379億円に達した。これは、仲介サイトを経由した寄付総額1兆2025億円の11.5%に相当する。総務省は22日、業界団体に加盟するサイト運営事業者に対して手数料の引き下げを正式に要請した。各社は8月末までに対応方針を回答することが求められている。
今後の見通し
総務省の要請を受け、各仲介サイト運営事業者がどのような対応を取るかが注目される。手数料引き下げが実現すれば、自治体の財政負担が軽減され、ふるさと納税制度の持続可能性が高まると期待される。一方で、事業者側の収益構造にも影響を与える可能性があり、業界内での調整が進むとみられる。



