森議長「言葉足らず」と陳謝 養子の子に皇位継承権発言で波紋
森議長「言葉足らず」と陳謝 養子の子に皇位継承権発言

森英介衆院議長(自民党)は10日、安定的な皇位継承をめぐる各党派の代表者協議で、自身の発言について「言葉足らずだった」と陳謝した。発端は、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案に関する森氏の説明である。森氏は8日の代表者協議後の記者会見で、「養子となった男子は皇位継承権を持たないが、男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つことになる」と述べていた。この発言は、主要な論点としていなかった皇位継承のあり方に踏み込んだとして、中道などの一部野党から問題視されていた。

協議後に記者団の取材に応じた国民民主党の玉木雄一郎代表によると、森氏はこの日の協議の冒頭で、「言葉足らずのところがあった」と語り、「今回は皇族数の確保に関する取りまとめであり、将来の皇位継承のあり方を縛るものではない。そこが正しく伝わらなかった」と釈明したという。森氏は、自身の発言が誤解を招いたことを認め、釈明に努めた。

中道改革連合の笠浩史氏は記者団に対し、「将来の立法府が検討すべき課題にまで踏み込んだ発言を唐突にしたことは不適切であり、遺憾だ」と森氏に対して指摘したことを明らかにした。笠氏は、協議の場で森氏に直接意見を述べ、発言の内容とタイミングに問題があったと強調した。

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この発言をめぐっては、野党から批判が相次いでいる。立憲民主党の野田佳彦元首相は、自身のSNSで「とても賛成とは言えない」と述べ、波紋を広げた。また、他の野党議員からも「静かな環境に水を差す」といった声が上がり、協議の進展に影響を与える可能性が指摘されている。

皇族数確保策をめぐっては、現在、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧宮家の男系男子を養子として迎える案の二つが主要な選択肢として検討されている。森氏の発言は、後者の養子案に関連するものであり、今後の議論にさらなる影響を及ぼす可能性がある。

森氏は、今回の釈明により事態の収拾を図りたい考えだが、野党の一部はなお警戒を緩めておらず、今後の協議の行方が注目される。

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