高校生が平和と憲法考える講演会 故中村哲医師の功績紹介 大磯で31日
高校生が平和と憲法考える講演会 大磯で31日

神奈川県大磯町で31日、パキスタンやアフガニスタンで人道支援に尽力した医師、故中村哲さんの生き方に学ぶ講演会「歩く日本国憲法 中村哲医師から平和を考える」が大磯小学校体育館で開かれる。町内の小中高生らのグループ「さざれ石学生英語ガイドボランティア」(SSG)が主催し、元文部科学事務次官の前川喜平さんが講師を務める。

SSGには小学3年から大学2年までの約20人が在籍。英語を学び、ガイドなどのボランティア活動に取り組んでいる。アフガニスタンで2019年に銃撃されて他界するまで、医療だけでなく水の確保、農業復興まで広く支援に心血を注いだ中村さんの勉強会も重ね、その功績を紹介する写真展も21年から開いている。

今回の企画は、英語講師でSSG事務局長の春田奈緒美さんが昨秋、中村さんの活動を振り返る集会で前川さんの講演「日本国憲法と教育」を聴いたのがきっかけ。中村さんが「非戦、非暴力」を訴え続けたことを紹介し、日本国民だけでなく全ての人々を対象とする日本国憲法前文の意義を説く内容に感銘したという。

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「ぜひ若い人に聴いてもらい、平和と憲法の意味を考えてほしい」と、SSG会長で高校3年の内田普(あまね)さん(18)らに相談。SSGと親交がある市民団体「福島の子どもたちとともに・西湘の会」などの協力を得て準備を進めてきた。

内田さんは、高市政権の発足や衆院選での自民党大勝といった政治の流れの中で改憲の可能性を意識するようになったという。「判断には知識が必要。一人一人が疑問を持ったり、こうすればいいのではと仮説を立てたり、中村さんの話から国際協力で何ができるのかを考える機会が増えるのは望ましい」と語る。

司会を務める高校3年の河口蒼空(あおい)さん(18)は「教育を受けている者として前川さんの平和に対する考えを聴きたい」、中学3年の林ひなさん(14)は「戦争に対する考えは人によって違っても平和である方がいい。知識を得て、平和について考えたい」と話す。質疑応答もある。

午後1時半開始。入場無料。講演の前に、15年前の原発事故で福島を離れた子どもたちの思いを表現した信木美穂さんの詩をSSGが朗読する。上履きやスリッパ持参。イベント内容や問い合わせは専用サイトで。

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