自民党の麻生太郎副総裁は11日、安定的な皇位継承をめぐる議論で「立法府の総意」が10日にまとまったことを受け、「なんとしても今国会において皇室典範の改正を成し遂げたい」と語った。党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の勉強会で発言した。
麻生氏が党内議論を主導
麻生氏はこれまで安定的な皇位継承をめぐる党内議論を中心的にリードしてきた。この日は、皇室典範改正案などが今後国会に提出されることを見据え、2月の衆院選で当選したばかりの新人議員らを対象に、これまでの経緯や議論のポイントを詳しく説明したという。
麻生派会合でも意気込み
麻生氏は自身が率いる麻生派の会合でも、「政府の有識者会議の報告から長い年月がかかったが、ようやくここまでたどり着いた」と述べ、改正実現への強い決意を示した。党内では皇族数確保策をめぐり、男系男子の養子縁組容認などが焦点となっている。
今回の「立法府の総意」は、自民党が皇位継承の安定化に向けた方向性をまとめたもので、政府はこれを受けて皇室典範改正案の国会提出を検討する見通しだ。しかし、女性天皇や女系天皇の可能性については議論が先送りされており、野党からは反対意見も出ている。
麻生氏は勉強会で、新人議員らに対して「国民の理解を得ながら、丁寧に議論を進めてほしい」と求め、改正案の早期成立に向けて結束を呼びかけた。



