北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸ルート再検証をめぐり、国土交通省が新たな基準で試算した全8案の費用対効果が11日、明らかになった。現行計画の「小浜京都」ルートが最も高い数値を示し、与党内で同ルート優位の議論が進む可能性が出てきた。
新基準による試算結果
費用対効果は、整備によって得られる利益を費用で割った数値で、1を上回れば投資に見合う効果が得られることを示す。新基準では、延伸区間だけでなく、東京―新大阪がつながった際の効果などを一体的に評価した。
その結果、小浜京都ルートは1.1で最も高く、他の7ルートは全て1.0だった。一方、未着工の延伸区間に限った試算では、小浜京都ルートは0.5にとどまり、最高は米原まで延伸して東海道新幹線に乗り換える案の1.0だった。
再検討の経緯
小浜京都ルートは2016年に採用されたが、2025年に自民党と連立政権を組んだ日本維新の会が費用対効果を踏まえた検証を求め、小浜京都を含む8ルートが再検討されている。与党整備委員会は来週にもこの試算を示し、今国会中のルート決定を目指している。



