外務省は、旅行ガイドブック「地球の歩き方」と協力して、政府開発援助(ODA)の実績を紹介するデジタル冊子「旅するODA」を公式ホームページで公開した。税金などを財源とする対外支援には一部で批判もあるが、海外の世界遺産や観光名所の保存や利便性向上にODAが役立っていることを強調し、国民の理解を深めたい考えだ。
冊子の内容と対象国
全12ページの冊子では、東南アジア、中東、南米、東欧の5カ国を取り上げ、美しい風景写真とともに各国で実施された支援事業を紹介している。ベトナムとラオスのページでは「世界遺産の宝庫」として12日間のモデル周遊コースを設定。ベトナムの首都ハノイやホーチミン、ラオスの古都ルアンプラバンなどの名所を巡りながら、国際空港や地下鉄の整備、旧市街の保存活動などODAの成果にも触れられるようになっている。
エジプトの事例
エジプトに関しては、2025年11月に開館した「大エジプト博物館」を例に挙げ、国際協力機構(JICA)がツタンカーメン王墓から発見された副葬品の保存・修復に協力し、「ツタンカーメン・ギャラリー」の公開につながったことをアピールしている。



