日米首脳会談で南鳥島レアアース開発協力を協議、共同文書も検討
南鳥島レアアース開発で日米協力、首脳会談で協議

日米首脳会談で南鳥島のレアアース開発協力を協議へ

日米両政府は、3月19日に開催を予定している高市早苗首相とトランプ米大統領との日米首脳会談において、東京・南鳥島周辺の海底に存在するレアアース(希土類)の開発をめぐる協力について協議する方向で調整を進めていることが明らかになりました。複数の日本政府関係者がこの情報を確認しており、両国は共同開発の可能性も視野に入れながら、レアアースの安定確保に向けた連携を強化する方針です。

中国依存脱却を目指す経済安全保障の取り組み

レアアースは、現代の先端技術に不可欠な鉱物資源ですが、現在中国が採掘で約7割、精錬工程で9割以上の世界シェアを占めています。さらに中国は輸出規制を強化しており、日米両国にとっては経済安全保障の観点から供給網の多様化が緊急の課題となっています。この状況を背景に、南鳥島周辺のレアアース開発協力は、「脱・中国依存」を推進する重要な戦略として位置付けられています。

南鳥島での研究進展と共同文書の検討

南鳥島周辺のレアアースに関しては、日本政府主導の研究チームが2026年2月、排他的経済水域(EEZ)の海底からレアアースを含む可能性のある泥の引き揚げに成功したと発表しています。今回の首脳会談では、この研究成果を踏まえ、具体的な開発協力の枠組みについて話し合われる見込みです。

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また、両首脳は2025年10月の初会談でレアアースに関する共同文書に署名しており、安定供給に向けた協力枠組みの設置で合意していました。この枠組みでは、採掘や加工への投資事業を共同で選定し、資金を投入することが計画されています。今回の会談では、南鳥島開発に特化した新たな共同文書の発出も検討されており、日米連携の具体化が期待されます。

今後の展望と課題

南鳥島のレアアース開発は、以下の点で注目されています:

  • 供給網の多様化:中国への依存度を低下させ、経済安全保障を強化。
  • 技術協力:日米両国の先端技術を活用した効率的な採掘・精錬方法の開発。
  • 環境配慮:海底資源開発に伴う生態系への影響を最小限に抑える取り組み。

しかし、商業化までには技術的・経済的な課題が残っており、政府関係者からは「目標量を採掘できてもすぐに商業化は難しい」との指摘もあります。今後の協議では、これらの課題を克服するための具体的なロードマップが議論される見通しです。

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