「宣伝より人生深掘り」移住応援ラジオで東温市の魅力発信、出演者のストーリーで地方創生
宣伝より人生深掘り、移住応援ラジオで東温市の魅力発信

愛媛県東温市が、移住促進を目的としたインターネットラジオ番組を通じて、地域の魅力を全国に発信している。この「移住応援ラジオ」は、昨年7月から月に1~2回、30分番組として公開されており、単なる行政のPRにとどまらず、出演者の人生に焦点を当てることで、東温市の魅力を深く掘り下げる試みだ。

ホンマルラジオとの協力

東温市が協力するのは、松山市発祥のインターネットラジオ局「ホンマルラジオ」(中村隆会長)。現在、北海道から沖縄まで全国に100局以上展開し、自治体や学校、企業、団体の情報発信を支援している。

番組の特徴

番組名は「とうおん、ロックオン!ラジオ」。特徴は、自治体のPR番組にありがちな「市の良さ」を羅列する内容ではなく、多彩なゲストを招き、中村会長や市の地域おこし協力隊員らが聞き手となって、リスナーの興味を引き出す構成になっている点だ。

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初年度(昨年7月~今年3月)には16本の番組を制作。「夢を追い続ける理由~なぜ役者を続けるのか~」や「特別編『恋する☆とうおん!~癒やしと食の温泉リゾート移住体験』」などのテーマで、アクセス数は合計2万5000以上を記録。リスナーは東京都や大阪府など都市部が中心で、年代別では35~44歳が最も多かった。

2年目の取り組み

2年目となる今年度は、事業費35万円を予算計上。先月7日には松山市内のスタジオで初回収録が行われた。ゲストは、坊っちゃん劇場に出演する女優で東温市観光大使も務める脇山尚美さん。中村会長が「プロの女優って、どうやってなるんですか」「台詞って、よく覚えられますね」などと軽妙な質問を重ね、あっという間に30分が経過した。

収録前、中村会長は「宣伝が一番面白くない。出演者が人生のストーリーを語り、その中で東温市の良さが出てくる」と番組の狙いを説明。担当する市地域活力創出課の宮崎朋子係長は「今後は、市民や地域づくりに関わる人たちにも出演してほしい」と期待を寄せた。

東温市は、このラジオ番組を通じて、移住希望者に地域のリアルな魅力を伝え、地方創生につなげたい考えだ。

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